PBI(ポリベンゾイミダゾール)の切削加工
PBI(ポリベンゾイミダゾール)について
PBIは、スーパーエンジニアリングプラスチックの一種で、NASA(米国国家航空宇宙局)とAFML(米空軍材料研究所)が共同開発した高機能樹脂です。表面は黒色で、なめらかな光沢があります。
PBIは非常に硬いため、切削加工においては刃物の摩耗が激しいです。そのため、ダイヤモンド工具などの超硬刃物を使用して加工を行います。
PBI(ポリベンゾイミダゾール)の特徴と用途
PBIの最大の特徴は、樹脂の中でも最も耐熱温度が高い点です(熱分解温度:600°C以上、荷重たわみ温度(1.8 MPa):410°C、ガラス転移温度:420°C)。
また強度も高く、機械的・電気的特性にも優れているため、軽量化やコストダウンの目的でセラミックやカーボン、金属からの代替品として使用されることも多いです。
こうした特徴から、ベアリングやブッシュ、絶縁体、シール、スラスト ワッシャなどに使用されています。
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こちらの記事では、PBIの特徴と加工事例についてご紹介いたしました。
樹脂・金属切削加工.comを運営する株式会社ハンシンでは、広大な敷地を活かして、五面加工機を始め、五軸加工機や複合加工機を保有しています。また、樹脂在庫を常備しており、短納期対応が可能です。
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