技術コラム

超高分子量ポリエチレン（UHMW-PE）について

超高分子量ポリエチレン（Ultra High Molecular Weight Polyethylene－UHMW-PEまたはUHPE）は、汎用エンジニアリングプラスチックの一種です。ポリエチレンの分子量が、2〜30万なのに対し、超高分子量ポリエチレンは、分子量が400万以上であり、優れた特性を有しています。

超高分子量ポリエチレン（UHMW-PE）の特徴と用途

超高分子量ポリエチレンは、

・耐摩耗性
・自己潤滑性
・耐衝撃性
・耐薬品性
・非吸水性
・非付着性
・耐低温性

に優れており、チェーンレールやガイドレール、スプロケット、ホッパー、サイロなど、様々な一般機械部品に使用されています。

超高分子量ポリエチレン（UHMW-PE）の「低歪みグレード」

超高分子量ポリエチレンは、一般的に寸法安定性はよくありません。しかし、「低歪みグレード」という、超高分子量ポリエチレンの優れた特性を持ちながら、弱点である寸法安定性を改善したグレードがございます。

他にも、導電グレード、帯電防止グレード、耐摩耗グレードがあり、お客様の求める用途に応じて、最適なグレードを提案可能です。

超高分子量ポリエチレン（UHMW-PE）の加工事例

粉体搬送用スクリュー

こちらは装置内に組み込まれる粉体搬送用スクリューです。

粉体と直に接触するスクリューには滑り特性に優れた高分子量ポリエチレン（UHMW-PE）を、軸となる中心部にはステンレスを使用することで、滑らかな粉体搬送と、曲がりに対応する強度と両立しました。

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超高分子量ポリエチレン（UHMW-PE）の切削加工なら当社にお任せください！

こちらの記事では、超高分子量ポリエチレンの特徴と加工事例についてご紹介いたしました。

樹脂・金属切削加工.comを運営する株式会社ハンシンでは、広大な敷地を活かして、五面加工機を始め、五軸加工機や複合加工機を保有しています。また、樹脂在庫を常備しており、短納期対応が可能です。

長年にわたり、培ってきた樹脂の切削加工に関する豊富なノウハウ・経験を活かして、お客様が求める機能用途やコストに応じて最適な材質を提案することが可能です。また、金属の加工にも対応しています。

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