ABS樹脂の切削加工
ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)について
ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)とは、スチロール系の汎用プラスチックの1種です。その光沢がある外観から様々な製品の外装に使用されており、身近な例としてはテレビの外装や、自動車のコンソールボックスなどが挙げられます。性能面においては機械的強度と耐衝撃性に優れており、メッキや塗装などで加飾することも可能です。その反面、耐薬品性・耐溶剤性・耐紫外線性が劣っており、燃えやすいという性質も持ちます。ABS樹脂の量産加工を行う際は、主に射出成形が用いられますが、試作・単品の際、もしくは射出成形では難しい形状の場合は切削加工が用いられることが多々あります。
ABS樹脂は加工性に優れており、高精度に切削することが可能です。樹脂金属切削. comを運営しているハンシンでは、コストダウンに繋がるVAVE提案も実施してますので、ABS樹脂の切削加工のことなら、お気軽にお問い合わせください。
当社のABS樹脂切削加工が選ばれる理由
複雑形状にも対応可能!
当社では3次元形状や複雑なR形状を始めとする様々な複雑形状に対応可能です。自社で保有している五軸加工機やNC旋盤などの加工設備群と、三次元測定機や画像寸法測定機などを駆使して、お客様のご要望通りの部品を製作いたします。
加工サイズt100×1000×2000・寸法公差0.05mm の幅広い加工範囲!
当社のABSの加工可能サイズは「定尺t100×1000×2000」となっております。また、ABS樹脂は接合が可能な素材であるため、大型加工機を保有する当社では、接合を活用して以上のサイズに対応することも可能です。また、ワークのサイズにもよりますが、寸法公差は「0.05mm / 100mm当たり」となっております。
コストダウンに繋がるVAVE提案を実施!
当社では、創業から培ってきたノウハウを活かすことで、お客様からいただいた図面に対し、コストダウン提案やリードタイム短縮提案を行うことが可能です。「この図面で製作できるだろうか・・・?」、「もっと安くできないだろうか・・・?」というお困りごとがありましたら、是非ご連絡ください。
当社のABS樹脂加工事例
鉄道車両用アームレスト
こちらは、鉄道車両のイスのアームレストです。製作数が少ない部品であったため、切削にて製作いたしました。
成型では金型を製作する必要があるため、小ロットに不向きですが、切削は金型が不要なためで1個から製作できます。ご要望により塗装まで行って納品することも可能です。
鉄道車両用 イスカバー部品
こちらは、鉄道車両内のイスの点検カバー部品です。製作数が少ない部品であったため、切削にて製作いたしました。
塗装せずに素材のままの色との依頼だったので、黒ABSにて切削し、カッターマークを消すためにサンドブラスト後に特殊な加工を施しました。それにより、キズがついても目立たない表面に仕上げることができました。
ABS樹脂の切削加工なら当社にお任せください!
樹脂・金属切削加工.comを運営する株式会社ハンシンでは、長年にわたり、樹脂及び、金属の切削加工を行なってまいりました。その中で培ってきた樹脂・金属の切削加工に関する豊富なノウハウ・経験を活かして、お客様が求める機能用途やコストに応じて最適な材質を提案することが可能です。
さらに、当社では広大な敷地を活かして豊富な樹脂在庫を常備しており、五軸加工機や複合加工機を保有しているため、短納期対応が可能です。樹脂及び、金属の切削加工に関するお悩みがございましたら、是非当社にご相談ください。