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技術コラム

ガラスエポキシ樹脂(ガラエポ/GFRP)の切削加工

ガラスエポキシ樹脂(ガラエポ/GFRP)について

ガラスエポキシ樹脂とは、ガラス繊維製の布に熱硬化性のエポキシ樹脂を染み込ませ、それを何層にも積み重ね、熱硬化処理を施した素材のことを指します。機械的強度、耐熱温度、電気特性、断熱性、絶縁性などにおいて優れた性質を持つ他、板厚が薄くても反りにくいという特性を持つため、主にプリント基盤の材料や電子部品として使用されています。その他にも、自動車、鉄道車両、航空機などの部品にも使用されることもあります。ガラスエポキシ樹脂の呼称は様々であり、エポキシガラス、エポキシガラス樹脂、ガラスエポキシガラス、ガラエポ、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)とも呼ばれています。

ガラスエポキシ樹脂の量産加工を行う際は、主に圧縮成形が用いられますが、試作・単品の際や、圧縮成形では難しい形状である場合は切削加工が用いられます。ただ、ガラスエポキシ樹脂の切削加工を行う際にはいくつかの難点があります。

 

ガラスエポキシ樹脂(ガラエポ/GFRP)の切削における難点

ガラスエポキシ樹脂の切屑は粉状であり、機械の摺動面に混入してしまうと、切削液が汚れてしまうため、ガラスエポキシ樹脂の切削加工を好む会社は多くありません。

また、切削したとしても、加工面が水溶性切削液などに触れてしまうと、ボロボロと崩れ落ちてしまいます。これらの難点を克服するために、当社では集塵機による切屑の管理や、加工面のコーティングを行っております。

 

当社のガラスエポキシ樹脂(ガラエポ/GFRP)に切削における強み

様々な業界における加工実績

当社ではガラスエポキシ樹脂の切削において様々な業界で加工実績があります。主な実績としては、半導体業界、造船業界、自動車業界となっております。ガラスエポキシ樹脂の特性を活かして、強電盤、電池槽、EV用電池部品などの製作も可能です。様々な業界で培った技術力を活かして、お客様のご要望通りの部品を製作いたします。

 

加工サイズ□1000mm・t50mmの幅広い加工範囲

当社のガラスエポキシ樹脂の加工可能サイズは「□1000mm・t50mm」となっております。五軸加工機を始めとする様々な設備を活かして対応させていただきます。また、これ以上のサイズの加工をお求めの際は一度ご相談ください。

 

コストダウン・精度向上に繋がるVAVE提案

当社では、創業から培ってきた技術を活かすことで、お客様からいただいた図面にコストダウンに繋がる箇所があれば、必要に応じて形状変更のご提案をさせていただいております。また、50社以上の加工協力企業ネットワークを有しているため、切削ではなくても最適な加工方法をご提案することも可能です。形状や加工方法についてお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

 

当社のガラスエポキシ樹脂(ガラエポ/GFRP)加工事例

建機業界向け 油圧機器部品

ガラスエポキシ樹脂の切削

こちらは、建設機械の油圧機器に使用されるガラスエポキシ樹脂の部品です。製作数が少ない部品であったため、切削にて製作いたしました。

ガラスエポキシ樹脂の切削は、鋳物の切削と同様に切屑と切削液の管理をしなければ、加工が難しい材質となっております。そのため、当社では集塵機による切屑の管理を徹底することで、ガラスエポキシ樹脂の切削を可能としております。

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ガラスエポキシ樹脂(ガラエポ/GFRP)の切削加工なら当社にお任せください!

樹脂・金属切削加工.comを運営する株式会社ハンシンでは、長年にわたり、樹脂及び、金属の切削加工を行なってまいりました。その中で培ってきた樹脂・金属の切削加工に関する豊富なノウハウ・経験を活かして、お客様が求める機能用途やコストに応じて最適な材質を提案することが可能です。

さらに、当社では広大な敷地を活かして豊富な樹脂在庫を常備しており、五軸加工機や複合加工機を保有しているため、短納期対応が可能です。樹脂及び、金属の切削加工に関するお悩みがございましたら、是非当社にご相談ください。